工学系の講義をする場合、現実のアプリケーションの話をしてから基礎的な物理モデルの話をするのと、逆に基礎の話をしてからアプリケーションの話をするのはどちらが良いのだろうか?教科書の場合は、基礎の話が先の場合が多いと思うが、講義の場合は逆の方が良いような気がする。自分が学部の学生だったころに、物理学や数学の講義を受けていた時、工学をやるうえでの基礎学問の重要性があまり認識できていなかった。むしろ、大学院で実際に研究をするようになってから、その重要性が理解できるようになってきた。工学における物理学の役割をまじめに議論して、物理学を学ぶ動機付けをしっかりしておくことは工学系の学生にとっては非常に大切だと思う。