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自然科学における物理学の位置づけ

最近は、物理が不人気ということもあって、ときどき物理を学ぶことの意義について考えたりします。ぼくは、物理学は全ての自然科学の土台となる学問なので、すくなくとも理系志望の若者は必ず物理を学んでおくべきだと思っています。今日、ネットサーフィンをしていたら、物理学という学問がどのようなものなのかが分かりやすく解説されている素晴らしいページを発見しました。以下の信州大学工学部の物理の講義のページです。

さあ始めよう「物理現象論」の講義を

このページの中で、物理学が、化学、生物、地学など他の学問の基礎であることが解説されています。そして、工学は、そのもう一段上の階層に位置づけられています。そして、特に重要だと思ったのが、物理学について述べている次の一文。

研究の対象が決まっている学問ではなく,「研究の方法」や「考え方」によって特徴づけられた学問

つまり、物理学を通して身につくのは知識というよりも思考方法だということです。物理学における思考方法を学ぶことは、理系文系の枠を超えて意義があるように思います。

最近の高校の課程では、物理は必修になっていません。高校の学習指導要領をつくるときに、このような物理学の自然科学における位置づけは全く認識されていなかったのでしょうか?物理がその他の理科の科目の基礎となることを認識していたなら、少々内容が難しくても基礎物理ぐらいは必修にしておこうと考えるのが普通だと思うのですが。